源義経ゆかりの厚樫山をリアル周回 国見町 国指定史跡 阿津賀志山防塁

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1174年平安時代、平泉へと向かった当時16歳の源義経を庇護した奥州藤原氏。

義経の死後、奥州を制圧しようと源頼朝は鎌倉軍を率いて、平泉へと向かいます。

その鎌倉軍を迎え撃つべく、藤原軍は国見に阿津賀志山防塁を築きました。

その防塁は厚樫山から阿武隈川まで長さ約4kmに及びます。


阿津賀志山防塁(西大枝・高橋地区)

阿津賀志山防塁(西大枝・高橋地区)

800年を超えた現在でも、国見町西大枝原前の下二重堀防塁は二重の堀と三重の土塁の姿を残しています。

現在は地表面が高くなってしまった堀ですが、それでも土塁を上るのには苦労しますね。

中尊寺蓮池
中尊寺蓮2014
国見町中尊寺蓮
中尊寺蓮2015


また、6月中旬~8月には、岩手県平泉のゆかりの町として、中尊寺から譲り受けた蓮の花を、この下二重堀の隣で楽しむことができます。

阿津賀志山防塁(森山地区)

西大枝地区から約2kmほど北へ向かうと森山地区の防塁へ。

厚樫山周辺の道路は複雑で、国道4号線から国見町立県北中学校先の道を右折して訪れます。

阿津賀志山防塁(森山地区)

阿津賀志山防塁(大木戸・石母田)

国道4号線沿いには、「阿津賀志山防塁」の大きな看板が。

この看板の近くにはちょっとした駐車スペースがあるので、大木戸~石母田は防塁を見学しながら約200mほど坂を上りながら土塁を体感することができます。

阿津賀志山防塁(大木戸・石母田)

国見峠長坂跡

石母田地区の看板からさらに右へ登っていくと、国見峠長坂跡へ。

この国見峠長坂跡は奥州合戦の古戦場であったほか、1689年に松尾芭蕉が奥の細道の紀行でも通り、当時の景観に近い状態を味わうことができる旧道です。

国見峠長坂跡

厚樫山

国見峠長坂跡から厚樫山へは、石母田供養石塔を目指して東北本線・東北自動車道を避けて進みます。

厚樫山では、毎年12月23日~1月上旬まで「あつかし山ビッグツリー」というイルミネーションイベントが行なわれており、そのイルミネーションの明りは隣の桑折町や伊達市でも楽しむことができます。

訪れた1月8日、展望台ではそのイルミネーションイベントの名残りも楽しむことができました。

厚樫山

展望台からは、国見町、伊達市を見渡す眺めも楽しむことができます。

国見神社と義経の腰掛松、弁慶の硯石

阿津賀志山防塁の他にも、弁慶が平泉へ向かう途中、ひと休みする際に腰掛けたとされる「義経の腰掛松」や武蔵坊弁慶が墨を摺る際に使ったとされる「弁慶の硯石」、伊達氏の家臣が拠った石母田城跡などの史跡もあります。

国見神社と義経の腰掛松、弁慶の硯石

最近では、刀剣乱舞(とうらぶ)というゲームで厚樫山も知名度が高くなっているようです。

徒歩での移動なら、藤田駅~弁慶の硯石(約2km)~阿津賀志山防塁(大木戸・石母田)(約1.5km)~義経の腰掛松(約500m)~藤田駅(約3km)で約8kmの散策コースがお勧めですかね。

9月23日(周辺)の「くにみの日」には、義経まつりのイベントも行われています。

2017年1月10日には、国見町文化財センター「あつかし歴史館」がオープン。1月14日(土)には開館記念イベントも。

中尊寺蓮、ビッグツリー、義経まつりなどのイベントや、あつかし歴史館と合わせて「厚樫山」を楽しむのもいいですね。

ホームページ:国見町 > くにみ義経物語 国見町 > 義経まつり 観月台文化センター > あつかし歴史館

阿津賀志山防塁 from fukutubu on Vimeo.

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