2018年の春は暖かい日が続き、3月末から桜の名所は次々と開花。
暖かさも手伝って、4月上旬には1週間から10日ほど見頃が早まる桜が続出。
すっかり出遅れてしまった私は、取るものも取り敢えず、福島県の桜前線に従い県南方面へと向かいました。
何となく石川町、古殿町、塙町辺りで…と思っていたのですが、途中、道の駅たまかわ こぶしの里 に立ち寄ったのが幸い。
ガラスに貼られていた玉川村の冊子には、見るも鮮やかなライトアップされたしだれ桜の写真が掲載されているではありませんか。
なになに、「金毘羅桜」。しかも道の駅からそう遠くない。
ということで、場所だけの情報のままナビに従い、その「金毘羅桜」の場所へと向かうのでした。
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駐車場へ到着すると、早速、塀の向こうにしだれ桜が姿を見せます。
立派な建物と塀で、お寺かな?(本当に情報なしで行きました)と思っていると、駐車場には、個人の所有物との案内書が。
途端に、大丈夫かな~と不安になってきましたが、人の流れに背中を押されるように、邸内へ。
すると、正面に立派な金毘羅桜が来訪者を迎え入れていました。
邸内では、道の駅たまかわの出張販売や、飲食の提供など、塀の外からは想像できなかった賑やかな光景が広がります。
桜の根元から川が流れ、泳ぐ鯉と舞い降りてきた花筏が池を彩っており、気がつくと夢中で観賞を楽しんでいました。
はっと気がつくと、人の流れは次第に桜の根元へ。
根元には祠があり、石碑には金毘羅桜の由来が記されていました。
所有者が金毘羅詣りの記念樹として植樹し、以前は種まき桜と言われていたそうですが、祠を建立したのを機に、「金毘羅桜」と命名されたそう。
個人でこれだけの管理をするとはスゴイと感心していると、奥へ奥へと水仙の花が続き、ますます驚愕。
関係者と思われる方の話を聞くと、既に散り始めのうえ、生憎のお天気でしたが、満開で天気の良い日にはさらに鮮やかな光景が広がっていたでしょう。
また、開花に合わせてライトアップも行っているそうで、そちらもぜひ観賞してみたい桜です。開放してくださっている所有者に感謝ですね。
個人のお庭を開放している桜です。早朝や深夜などは避け、所有者に声掛けするなど、マナーを守って楽しみましょう。
金毘羅桜 スポット情報
見ごろ期間 | 4月上旬~中旬 |
住所 | 福島県石川郡玉川村中字向 |
交通・駐車場 | 大玉村国道118号線から泉郷駅を目印に東へ約300m。 中生活改善センター前に駐車場有。 水郡線泉郷駅から徒歩約10分。 |
見どころ | 樹高13mのしだれ桜と綺麗に整備された庭園。 |
その他 | 個人のお庭を開放している桜です。早朝や深夜などは避け、所有者に声掛けするなど、マナーを守って楽しみましょう。 |
ホームページ | 金毘羅桜 (玉川村) – ふくしまの旅 |
地図
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