未来へつなぎ、育つ公園新地町釣師防災緑地公園

2019年7月 9年ぶりに開設された釣師(つるし)浜海水浴場。

どんな雰囲気なのかと、新地町のホームページで見つけた地図を見てみると、海水浴場の手前には、防災緑地公園が広がり、

広大な施設に、地図を見ただけでは実際どうなっているのか、まったく想像がつきませんでした。

そのひとつ、釣師防災緑地公園が2019年12月に開園し、さらに2020年7月には国内最大級の自転車競技施設として、しんちパンプトラックもオープン。

2020年の夏は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、釣師浜海水浴場の開設は見送られてしまいましたが、周囲も落ち着き始めたころかと、防災緑地公園の様子を見に、9月6日に訪れました。

まずは、2019年4月に福島県内に初めて設置された環状交差点(ラウンドアバウト)。

以前、自動車運転免許を更新した際、環状交差点について講習がありましたが、実際目にするとドキドキですね。

通行する車もどこか戸惑いを見せている気がしますが…、

環状交差点は、歩行者に注意するのはもちろん、

この三点を意識して、ご通行ください。
※詳細は、環状交差点における交通方法 – 福島県警察本部をご確認ください。

公園駐車場はこの環状交差点手前にもありますが、せっかくなので、環状交差点の先にある駐車場に駐車してみるのも良いですね。

そして個人的に気になっていたのは、国内最大級の自転車競技施設しんちパンプトラック。

現在のところ、イベントとしては新地町民対象の自転車教室が行われているようですが、

自転車やスケードボード、キックボード、インラインスケートなど、車輪のある運動用具での利用が可能だそうです。

施設の利用については、しんちパンプトラック – 新地町をご確認ください。

いつか利用してみたい気持ちもありますが、今後、大会イベントなど、利用幅が拡大するのにも注目ですね。

さて、この環状交差点としんちパンプトラックの光景は、釣師防災緑地公園の中心を通る空中歩道から撮影しました。

この空中歩道を通ると、釣師防災緑地公園全体が見渡せる景色も楽しめ、心地よく散策できます。

奥に見える建物は、パークセンター。

キャンプサイトの受付などを行なっているほか、オリジナルレモネードを提供するSHINCHI LEMONADE STANDもあるそうです。

そして、複合型遊具や水遊びができる池、ジャンボ滑り台など、お子様たちが遊べる施設も充実していました。

そのまま空中歩道を抜けると、釣師浜海水浴場へとたどり着きます。

釣師防災緑地公園は広い駐車場が整備され、キャンプサイトもあるなど、海水浴の季節にもさらに賑わいを見せた様子が想像されますね。

そして、のり面には、2014年から植樹されてきたクロマツやドングリの木が少しずつ成長しています。

この植栽は防災緑地として、埒浜海岸、磯山展望緑地まで約2kmほど海岸線沿いに続いていく様子は壮大。

想いの丘に建てられた震災モニュメント記憶の碑には、震災前と震災後の海岸線の写真が飾られ、

これから未来へと続く方たちが引き継いで写真を入れることができるそうなので、植栽が育ち、変化した写真が入れられるかもしれませんね。

そして、中心にあるシンボル支え合う石柱には、人と人が寄り添い、支え合う願いが込められているそうです。

この想いの丘から望む景色は変わっても、今この想いは変わらず続いていくと良いですね。

住所	福島県相馬郡新地町谷地小屋北畑５
交通・駐車場	国道6号線から新地町セブンイレブンを目印に海岸（町役場・駅）方面へ。 JR常磐線を越えた先に施設があります。
見どころ	広い園内で、様々な体験が可能。
備考	毎週火曜休園（キャンプサイト等利用不可）新地パンプトラックは、火曜・水曜が休場日。詳細はホームページにてご確認ください。
関連イベント	2020.7中止釣師浜海水浴場海開き 2020.8中止遊海しんち
ホームページ	釣師防災緑地公園