国道349号線沿い、川俣町小島地区には岩阿久という地名があり、某ゲームキャラクターと同じ名前!?と話題になった場所があります。
この漢字は岩阿久(いわご)と読むそうですが、今回はその話題ではなく…。
すぐそばの道路沿いに立てられた一つの看板から始まりました。
田村市・いわき市方面へ訪れる際、幾度となく通る国道349号線。
桜の季節でふと見つけた「長寿山桜街道」の看板。
帰り足だったのですが、国道349号線付近には桜の名所も多く、きっとここも名所に違いないと道を逸れ、訪れようとしたことがありました。
しかしながら、まったく検討もつかず、辺りに桜の木の1本すら見えない。
あの看板は何だったんだろうと、その時は岐路へとつきました。
その後、通るたび、何だったんだろうと思い出しますが、いつの間にか年月も過ぎ、すっかり記憶の外へ…。
:
それからいったい、どのくらいの年数が過ぎたのでしょうか?
2018年3月、以前から計画していた「福島県を代表する桜の名所が粒揃い あぶくま高地 国道349号線で行く桜めぐり 」を書き上げ、周辺の桜スポットマップを作っていると…。
地図
「福が満開、福のしま。」福島県観光復興推進委員会ホームページ ふくしまの旅にて、川俣町にある「長寿泉の桜 」の記載を発見!
しかも、国道349号線からも近そうと、再び訪問する決意を固めるのでした。
国道349号線から側道に入り道を進むと…、さっそく小さな「長寿山→」の案内板を見つけました。
下調べした地図とは反対方向?と思いながら、案内板を優先して矢印の方へと進んでいきます。
何件か住宅もあり、とんでもないところに行くことはなさそうと、山道をぐんぐん登りました。
ところが、すぐに住宅の気配が消え、数年前と同じように、やっぱりどこ?という気持ちも…。
でも、今回は違います。
「長寿山→」の案内板を見つけたんですから!
すると思いが通じたのか、山中にピンク色の塊が!
ずーっと遠くに…。
:
:
ここまで来たからには行ってやる!と気持ちを奮い立たせ、ようやく「長寿山桜街道」へと訪れる事ができました。
始めは、少しずつだった桜並木も。
峠道のカーブがきつくなるたび密集度が増してきます。
そして、一番厳しいカーブを過ぎると、長寿山桜街道の一番の眺望スポットが姿を現しました。
つづら折りを過ぎると、ちょっとした駐車スペースがあったので、ようやく安心して桜を撮影していると…。
下の方から坂道を一生懸命登る、かん高いエンジン音が。
今まで、一台もすれ違う事がなかったのに、不思議と車が次々とやってきました。
(あの、誰もいない、どこに行くんだろうの緊張感はいったい…。)
そのまま、「長寿泉」の名前を聞いていたので、水が出ているポイントを探します。
この水は、その名の通り、飲むと10年長生きするといわれているそうですよ。
そして、長寿山登山口の駐車場までたどり着くと…。
川俣町や周囲の山々を一望できる景色が広がっていました。
そして、車を停めて、桜を見ている間も次々と車が…。
:
通り過ぎてく!?
ここまできて、ようやくナビを見ると、国道399号線へ繋がっているようでした。
山越えして国道399号線へ出てしまうと遠回りになるので、この日は折り返しましたが、ちょっとこの先への興味も尽きないところ。
色々と巡ってはいるのですが、まだまだ知らない場所もたくさんありますね。
意外なスポット発見に久しぶりに冒険心を満たされるのでした。
国道349号線周辺の桜スポットは「福島県を代表する桜の名所が粒揃い あぶくま高地 国道349号線で行く桜めぐり 」にてまとめています。
長寿山桜街道 スポット情報
見ごろ期間 | 4月中旬~下旬 |
住所 | 川俣町小島 |
交通・駐車場 | 国道349号線から長寿山方面へ約3km 長寿泉を過ぎると登山者向けとみられる駐車場有 道幅が若干狭いので通行にご注意を。 |
見どころ | つづら折りで密集度を増す桜並木。 |
ホームページ | 川俣町の山~太郎坊山・長寿山 – 川俣町 花の名所 – 川俣町 |
地図
この情報は編集時の情報です。内容によっては現在と異なる場合がございます。予めご了承ください。
[socialbox]