桜並木やフラワーガーデンに咲くシャクヤクなど花の名所としても有名な鏡石町の岩瀬牧場ですが、今回はお天気も良く、ソフトクリームを食べにゴールデンウィーク中の2019年5月4日に訪れました。
通常は、入場料大人(中学生以上)500円、小人(小学生以下)300円が必要ですが、5月3日~6日まで小学生以下入場無料ということもあってか、多くの家族連れで賑わっていました。
入場後、すぐに案内板がありますが、牧場としては110年を超える歴史がある日本で最初の西欧式牧場。
見どころも多く、約33ヘクタールの牧場が広がっているので、色々楽しみたい私は案内板のチェックが欠かせません。
入口から真っ直ぐ西へ向かうと、ふれあい広場があり、中央のステージではイベントが行われていました。
イベント後もステージでは流れる音楽に合わせて小さなお子さまたちが元気にダンスする姿も微笑ましいですね♪
そして牧場らしい光景は、さらに西へ。
牛舎とサイロ、牧柵越しの牛が姿を現します。
この場所にはツリーハウスが設置してあり、広い岩瀬牧場の眺めだけでなく、
上から休む牛たちを見下ろす光景も面白いですね。
1907年(明治40年)にオランダから13頭のホルスタインを輸入し、そのうちの1頭ドラ12世が子牛を生んでから、脈々と受け継がれていく岩瀬牧場の牛たち。
2014年の名称募集から2015年に誕生した鏡石町公式キャラクター「牧場のあーさー♪ 」もこの13頭のホルスタインの子孫ですが、牧場のあーさー♪ 誕生以前には、岩瀬牧場に「ドラ12世」というキャラクターがいた事はもう忘れ去られているかもしれません。
と、余談のうちに売店に並び、ソフトクリームをゲットしていたのですが、混雑のあまり楚人冠ヨーグルトの事を忘れてしまいました。(汗
楚人冠ヨーグルトは、濃厚な生乳感を味わえると人気の岩瀬牧場産ヨーグルトで、「牧場の朝」の作詞者、杉村楚人冠が名前の由来となっているそうです。
人気の商品なので、見つけた時にはぜひ買っておきたいですね。
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そして岩瀬牧場では、大きな牛だけでなく、小動物とのふれあいも楽しめます。
すぐ近くの変わり種自転車コースでは、ポプラ並木を眺めながらプチサイクリングを楽しめますが、こちらも人気で断念。
また、バーベキュー広場などもあり、一日ゆっくりと過ごせるようですね。
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次は、牧場通り(開墾道路)を越え、須賀川市に入り、フラワーガーデンへと場所を移します。
コチラではシャクヤクが有名ですが、シャクヤクの季節にはまだ早いようで、チューリップやシャクナゲが花を咲かせていました。
真っ直ぐ北へ向かうと、牧場の朝歴史資料館があり、
オランダからの友好の証「牧場の鐘」が展示されているだけでなく、平成時代の上皇陛下のお写真や過去の福島県観光ポスターなど懐かしい展示が盛り沢山でした。
そのまま、福島県内○ヒコ以外でも見ることのできるフラミンゴや鮮やかな羽根のクジャクを楽しみ、
ぐるっと一周巡ると、農具舎へと戻ってきました。
岩瀬牧場には、古い建物だけでなく、古い農機具も残っています。
2017年に、テレビ東京の番組「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」と福島県立岩瀬農業高等学校の生徒が協力し、1923年(大正12年)にイギリスから輸入した、世界最古の量産型トラクター「フォードソンF型トラクター」の復活に挑みました。
同年9月には「トラクター復活祭」でのお披露目が行われ、現在はこの農具舎で見ることができます。
そのほか、牧場にピッタリの雰囲気を味わえる薪ストーブミュージアム や岩瀬牧場で作られた薪「岩瀬薪」の販売など、開墾から139年の歴史と見どころがつまった牧場です。
岩瀬牧場 スポット情報
住所 | 福島県岩瀬郡鏡石町桜町225 |
交通・駐車場 | 岩瀬牧場駐車場 |
主なイベント | 2019.4.28~5.6 GW音楽ライブ&こども祭 2018.5.13~27 芍薬祭り 2018.10.28 ハロウイン&収穫祭 2019.4.6~14 さくら祭り |
見どころ | 「牧場の鐘」などの鏡石町指定文化財や、サクラやシャクヤクなどの季節の花々、牧場でつくり出させるソフトクリームやヨーグルトなど。 |
ホームページ | 岩瀬牧場 |
地図
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