カエルを題材とした作品を多く残し、「蛙の詩人」とも呼ばれた草野心平。
モリアオガエルの生息地を探していたところ、川内村に生息している事が分かり、川内村と草野心平の交流が始まりました。
川内村の名誉村民となった草野心平は蔵書3,000冊を村に寄贈。これを喜んだ村民の方たちの労働奉仕により、天山文庫が建築されたそうです。
また、天山文庫に向かう途中にある樽文庫は、花春酒造が寄贈してくれた「酒樽」。
お酒が好きだったという草野心平の当時の様子が思い浮かび、酒樽と旧木村県知事との話に思わず頬が緩みます。
天山文庫の建物内部は、書庫の他に生活できる空間もありました。
外部から茅葺き屋根が切れているのが見えましたが、ここも庭園を眺める空間となっており、洒落た創りは想像力をかきたてるものがありますね。
昨年から天山文庫をライトアップする「光のフォレストナイト」などのイベントも開催され、十三夜の池の周囲や庭園、アプローチに灯る灯りもぜひ見てみたいですね。
草野心平自身もこの天山文庫を愛してやまなかったそう。
川内村村民も、生前から「天山祭り」を続けており、草野心平氏と川内村の強いきずなを感じることができました。
いわき市 生誕の地、現いわき市小川町には、草野心平記念文学館も建設されていますので、合わせて見学できるといいですね。川内村には、モリアオガエルの生息地「平伏沼」や釣り堀や宿泊施設のある「いわなの郷」、食事や休憩にも利用できる「高原のいで湯かわうちの湯」、お食事処やコンビニエンスストアなどの複合商業施設ショッピングセンター「YO-TASHI」など様々な観光スポットがあります。
イベント情報等も含め、川内村観光協会ホームページ を確認してお出かけください。
川内村の人と自然を愛した草野心平に思いを馳せながら、ちょっと一服もいいですね。
ホームページ:天山文庫 | 川内村
[socialbox]