今回紅葉狩りに訪れたのは、本宮市花と歴史の郷 蛇の鼻。
以前から、藤の花や紅葉の名所として有名で、場所も安達太良SA下り線の目の前と、場所も知っていたのですが、紅葉が見ごろとのタイミングも合ったことから、改めて訪れることとしました。
もくじ
蛇の鼻について
蛇の鼻という響きは蛇のイメージも強いのですが、ホームページの記載によると、大玉村の矢ノ花と区別するために変化した地名で、直接、蛇と関係しないとの事なので安心してください。
さて、一般道から安達太良SA下り線に入り、サービスエリアでちょっと買い物をした後、いよいよ向かいの蛇の鼻園内へと訪れます。
県道304号線沿いの門から入ると、実は手前にあったのは第5駐車場で、庭園の入り口まで300mほど進む必要がありました。
県道沿いの車通りは少なく、どのくらいの人出かなと奥へ進んでみると、開けた先の第1・第2駐車場はほぼ満車状態で、多くの方が訪れる人気の施設の様子が伝わってきました。
入園料を支払い園内へ入りますが、全体像がつかめないほど蛇の鼻は大きな施設のようです。
案内マップを見ると色々な誘惑がありますが、初めての方はまず、右手にある蛇の鼻御殿に訪れることをお勧めします。
蛇の鼻御殿
実は、駐車場からも見えていた蛇の鼻御殿ですが、この時は隣にあるお寺かと思うほど立派な建物でした。
蛇の鼻御殿は、蛇の鼻の地を開墾した豪農伊藤 彌(わたる)氏の別荘になるそう。
玄関の彫刻はもちろん、床や柱、襖などの部材も素晴らしいもので、国の登録有形文化財に指定されています。
2020年は蛇の鼻御殿内で、NHK連続テレビ小説『エール』 にも出演している歌手伊藤久男氏の写真展が開催されていました。
まさか、伊藤久男氏が蛇の鼻に縁のある方だったとは…と、驚きの発見があるので、ドラマをご覧になっていない方も見て欲しい情報です。
ふじ棚
案内マップを左手に進むと、レストハウス前には大きなふじ棚が続きます。
もちろん、11月に花が咲くことはありませんが、太い幹を見ると、その見応えぶりが伝わってくるようです。
樹齢約300年~400年のフジが紫、白、ピンクの花を咲かせるそうなので、例年5月上旬に行われている蛇の鼻ふじ祭り にも訪れてみたいですね。
擂鉢池周辺
ふじ棚を越えると、擂鉢池の西側に沿うように紅葉したカエデが並びます。
約500本のカエデが点在しているそうで、
園内の至るところが撮影スポットになっていました。
カエデのそばに並んでいたドウダンツツジの紅葉が終わってしまっていたので、もう少し早い来園だと、よりボリュームのある紅葉が楽しめたかもしれませんね。
展望台
風車広場の周辺を散策していると、展望台への案内板が数か所で目にするようになりました。
ちょうどカエデが見どころの場所につられて、道をどんどん登っていくと、展望台では擂鉢池が見下せる眺望が広がります。
そのまま1周すると、蛇の鼻御殿の裏側では、屋根の色も相まって、真っ赤に染まる風景も楽しめました。
バラ園
こちらも季節外れとなっていたバラ園ですが、暖かさにつられて、いくつかのバラの花が咲きます。
紅葉とバラという組み合わせもまた庭園ならではの風景ですね。
まとめ
気がつくと、初めての来園ということもあり、広い園内を1時間半以上に亘って散策していました。
擂鉢池の西側では、池と紅葉。
蛇の鼻御殿の周辺では、密集するカエデなど、入園料も年間パスポートとなっているので、見どころを見つけて、年間を通して楽しめる庭園であることが分かりました。
今年度は、10月1日以降入園されたお客様を対象に2021年のパスポートが発行されたので、また春の蛇の鼻も楽しみたいと思います。
本宮市 蛇の鼻 スポット情報
見ごろ期間 | 開園期間:4月~11月末、12/1~3/31は蛇の鼻御殿のみ要予約にて拝観可 フジ:5月上旬、スイレン:5月下旬~7月下旬、もみじ:10月下旬~11月中旬 |
住所 | 福島県本宮市本宮蛇ノ鼻38 |
交通・駐車場 | 本宮市県道304号線、安達太良SA下り線向かいの蛇ノ鼻門をくぐり進むと、突き当りに駐車場がある |
料金 | 大人(高校生以上)700円、小人(小学生以上)400円 ※年間パスポート |
見どころ | 広い園内で様々な角度から植栽を観賞できる |
関連イベント | 2020.5 蛇の鼻ふじ祭り 2020.10.10~10.11 お客様感謝デー 蛇の鼻収穫祭 |
ホームページ | 花と歴史の郷 蛇の鼻 |
地図
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