毎年2月の第1土曜日から開催されているいわき市中之作つるし雛飾りまつり。
例年は3日間と短期間の開催ですが、今年は約2週間に延長ということで、ようやく訪れる機会が巡ってきました。
もくじ
中之作港
いわき市の海岸線沿いを走る県道15号いわき小名浜四倉線。
江名方面からトンネルを越え、どこか懐かしいような漁港の街並みを進むとすぐに海が見えてきます。
少し狭い道を清航館を探しながら進むと、その建物は人の賑わいと一緒に突然、現れるのでした。
道路を港側に乗り換え、駐車場へ。
清航館へ訪れると、新型コロナ感染対策のため約10分おきで入場人数を制限してしているそう。
少し時間が空いたので、中之作港周辺を散策していると、投げ釣りを楽しむ人たちのほかに、つるし雛を飾っている建物を見つけました。
菊屋商店
遠くに見えるつるし雛に誘われて、さらに奥に進むと、店頭につるし雛を飾るお店を見つけました。
つるし雛を眺めていると、「お店の中も見て行って」と店主らしき方が気軽に声を掛けてくださり、お店の中も見てみることに。
日用品などが並ぶ店内には、雛飾りコーナーが設けられ、
つるし雛のほか、歴史を感じる雛人形も展示されていました。
中之作プロジェクト のホームページを見ると、この菊屋商店は、戦前から中之作で商売を続けている地域に根差したお店のようですね。
清航館
気がつくと、あっという間に清航館の観覧の順番が巡ってきました。
古民家ならではの上がり框から座敷へ入ると、ざっと8~10畳ほどの空間に所狭しとつるし雛が並べられています。
入場制限が設けられているとはいえ、全景を撮影するチャンスはなかったものの、たくさんの照明がつるし雛を演出していたのが印象的でした。
隣の板の間には雛段飾りのほか、階段を雛段に見立てたお飾りも可愛らしい。
座敷と異なり、板の間は天井が高く、自然光が差し込み、ふと上を見上げると、鴨居の上にも。
つるし雛に目を奪われていると、意外と気づかないポイントかもしれませんね。
まとめ
つるし雛は、地域の皆さんが作ることもあり、それぞれの地域の個性があります。
ここ中之作のつるし雛は、お魚をモチーフとしたお飾りのほか、布地の使い方も、同じデザインのお飾りを同じ柄で揃えず、絶妙のバランスセンスで柄が少しづつ違っており、それぞれのお飾りに個性が現れていたのも印象的でした。
そして、中之作プロジェクト により再生された古民家も港町の雰囲気に溶け込みます。
日曜日ということもあり、休業日でしたが、清航館と同じように再生されたカフェ「月見亭」で海を眺めながら食事を楽しむのも良さそうですよ。
この中之作つるし雛飾りまつりで展示されたつるし雛は、引き続きアクアマリンふくしまでも展示されるそう。
漁港の町ならではのつるし雛をお楽しみください。
中之作つるし雛飾りまつり イベント情報
開催日時 | 2021年1月23日(土)~2月7日(日)中之作つるし雛飾りまつり – ふくつぶイベント情報 |
住所 | 福島県いわき市中之作川岸10 |
交通・駐車場 | 県道15号線から中之作港へ。港の脇に駐車スペースがあります。 |
料金 | 清航館内のみ入場料100円 |
見どころ | 再生した古民家に展示されたお魚などをモチーフとしたつるし雛 |
関連イベント | 2020.12.1~2021.2.28 わたしの中之作フォトコンテスト 2021.2.11~3.3 アクアマリンのひな祭り |
ホームページ | 中之作プロジェクト・清航館 |
地図
この情報は編集時の情報です。内容によっては現在と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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