あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
安達太良山と阿武隈川の間にある二本松市の鞍石山。
智恵子の生家・智恵子記念館から約1kmほど北へ登ったところに智恵子の杜公園があります。
ここは、高村光太郎と智恵子がよく散歩し、
“あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。”
から始まる詩「樹下の二人」の舞台となった場所を整備した公園となっています。
山頂付近にある、みはらしの広場には、展望台が設置され、
見下ろす町並みは当時の風景を思い起こさせるようです。
さて、あじさいの花というと…。
みはらしの広場前の駐車場から、愛の小径(こみち)と呼ばれる散策路脇を彩っていました。
散策路を辿って行くと、途中、詩碑がありますが、地元有志の方たちに建てられたものだそうで、この場所を大切にしたいという思いが伝わってくるようです。
この詩碑が愛の小径“あじさいロード”の終点かと思いきや、
ふと、小径の先に目をやると、まだまだ先に続く様子が伺えます。
狭い道を通り抜けると、そこは彫刻の丘。
彫刻家でもあった光太郎に敬意を払うように、いくつもの彫刻が並び、景色を彩ります。
さらに進むと多目的遊具がある、ふれあいの広場へ。
ここからは、市街地の様子を伺う事ができました。
樹下の二人の詩の中にあるように、白壁の点々を見つけられるかどうかはお試しください。
ここまで来るのに、随分と歩いてきたような気がしましたが、まだ道程は半分ほどでした。
地図によると、智恵子の生家・智恵子記念館まで続いているようです。
下まで降りてしまうと、また駐車場まで戻るのも大変なので、今回はこの辺りまで。
私の足跡は、写真で残しておくこととしました。
智恵子の杜公園は、桜の名所としても親しまれているそうなので、桜の季節やもう少し涼しい季節にもまた、訪れてみたいですね。
智恵子の杜公園の紫陽花 スポット情報
住所 | 福島県二本松市油井字庚申山 |
交通・駐車場 | 二本松市県道114号線(旧国道4号線)より智恵子の生家・智恵子記念館方面へ。 智恵子記念館入口交差点より約1kmほど北西へ。 智恵子の生家・智恵子記念館北側山中にあり、付近からの散策も可能。 みはらしの広場、ふれあいの広場に駐車場・トイレあり |
見どころ | 麓まで約1kmに亘り続く愛の小径とあじさい。 |
その他イベント | 2018.4.7~5.6 智恵子の生家二階 期間限定公開 |
ホームページ | 智恵子の杜公園 – 二本松観光連盟 |
地図
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