福島県は、県土の約7割を森林が占めることで、豊かな自然環境と良好な生活環境が生み出されています。
その環境を守るため、福島県や市町村では、ふくしま森林再生事業による森林整備や路網整備を行なっているほか、
平成30年6月10日に実施された第69回全国植樹祭ふくしま2018 では、南相馬市での海岸防災林記念植樹、
全国植樹祭から未来へ引き継ぐ「ふくしま植樹祭 」、各地で行われている森づくり活動、植樹祭など、イベントを通した、再生・維持活動も継続し、盛んに行われています。
また、新たな産業基盤の構築を目指す、福島イノベーション・コースト構想 では、森林整備から木材利用までの森林資源の循環での林業イノベーションイベント「先端林業技術体験フェア 」なども行われています。
森林資源には、主に木材・薪炭などが想像されますが、実は「きのこ」も大切な森林資源のひとつ。
森林・林業系のイベントには以前から興味がありましたが、”味覚の秋”ということもあり、「きのこ」に誘われ福島県林業祭2日目の2018年10月21日(日)に参加してきました。
会場となる福島県林業研究センターは、郡山市安積町にあり、国道4号バイパスからも近く、臨時駐車場の郡山カルチャーパークからは、シャトルバスも運行していたそうです。
幸い、センター前の駐車場に車を停めることができ、そのまま徒歩で会場へ向かうと、本館までの道のりは一変。
目の前に林が広がります。
この林は、樹木園や生垣見本園となっており、木々の品種確認を楽しみながら、会場へと向かいました。
坂を上りきると、通路には多くのテントが並んでいます。
ふくしまのお米88グラム当てゲームは、行列ができ参加できなかったものの、緑の募金に参加したところ、たくさんの花の種をいただきましたよ。
本館付近には飲食出店が立ち並び、県産きのこのお弁当となめこ汁のセットをいただきながら、芝生の上でひと休み。
そして、間近に控えたふくしま植樹祭のPRに、全国植樹祭バージョンのキビタンも来場していました。
本館前で開催された森のオークションでは、県内各農林事務所から木工品が出品。
オークションに向けて製作された、開発中の商品や、一点モノの商品など、ここでしか買うことができない逸品揃いに思わず手を挙げたくなりますが、どんどん釣り上がる価格に思わず躊躇。
それでも、市場価格の半分くらいで落札された商品もあるのではないでしょうか。
個人的には、木のテーブルセットや木のボールペンにくらくらしちゃいました。
オークションに参加してみたい方は、お財布の中身に余裕をもってご参加くださいね♪
そして、林業機械や木材運搬車の展示ほか、ペレットストーブの展示・販売、木工製品の展示販売、奥会津編み組細工・雄国根曲り竹細工などの工芸品が並び、こちらも思わず触手が伸びそうに…。
森林が産みだす様々な産品と魅力には感心しきりです。
ふと、目的の「きのこ品評会」を思い出し、会場を訪れてみると…。
競うように、そしてあっという間に、出品物が無くなっていきました。
それもそのはず、肉厚でジューシーな福島県産「しいたけ」が2箱で1000円~と大変お買い得でしたよ!※評価により価格が異なります
早速、きのこ品評会で出品されていた「しいたけ」を自宅に持ち帰り、夜にはそのまま焼いて、醤油やバターで味付をし、いただきました。
きのこも守りたい森林資源のひとつですね♪
食べ物だけではなく、さまざまな体験イベントも実施されていましたが、樹木園では、ツリークライミング®ジャパン によるツリークライミング体験も行われ、時間ごと定員10名の枠もあっという間に埋まってしまっていたようです。
福島県林業祭では、さまざまな森林の恵みに親しむことができ、新たな発見にも出会えますね♪
福島県林業祭 イベント情報
開催日時 | 2018年10月20日(土)21日(日)福島県林業祭 – ふくつぶイベント情報 |
住所 | 福島県郡山市安積町成田字西島坂1 福島県林業研究センター |
交通・駐車場 | 郡山市国道4号あさかのバイパスから郡山地区木材木工業団地や笹原川を越え、福島県林業研究センター手前の駐車場へ。 日本全薬工業や郡山カルチャーパークの臨時駐車場からシャトルバスも運行。 |
見どころ | 木材を中心とした工芸品などが販売されているほか、しいたけなどの食材やグルメ出店なども楽しめます。 |
関連イベント | 2018.11.4 ふくしま植樹祭 2018.9.24 先端林業技術体験フェア 2018.7.12~10.19 ふくしま緑の写真コンクール 2018.6.1~9.18 ふくしま森林・林業写真コンクール |
ホームページ | 福島県林業祭 – 福島県 林業研究センター |
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この情報は編集時の情報です。内容によっては現在と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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