平安時代後期に、ふたりの娘が稚児を舞った場所として稚児の塚を築いた事から、名づけられたという二本松市「稚児舞台公園」。
満開の桜の景色が周囲の山々、阿武隈川の擁壁などの風景と不思議な光景をSNS上でたびたび見かけており、以前から訪れてみたいと思っていましたが、満開の情報を得たので、2019年4月21日ついに訪問してみることとしました。
まずは、ナビに従い稚児舞台公園を目指します。
福島市飯野町から二本松市安達地区に入り、阿武隈川沿いを南下。
途中の景色も蓬莱ダム周辺や阿武隈川沿いに植えられた桜が満開を迎えていたほか、近年植えられたとみられるしだれ桜なども花を咲かせ、数年後の景色を想像すると、このルートも見どころがありそうでした。
途中、県道117号線を西へ800メートルほど進むと小さな稚児舞台公園の案内板を発見し、方向は間違っていない事を安堵。
市道に入り南下していくと、再び、稚児舞台公園入口の看板を見つける事ができました。
公園に近づくと、満開の桜と提灯が並びます。
ちょうど駐車スペースもあったので、写真を撮ろうと桜並木をよく見てみると…。
オスのキジとメスのキジ2匹の計3匹が桜を観賞。
メスのキジ2匹とは、この稚児舞台公園の歴史とリンクしているようで驚きましたが、この辺りには野生のキジが生息し、よく見かける事ができるようです。
そのまま下まで降りると、行き止まりの地点が駐車場になっていました。
稚児舞台公園を少し散策してみると、どうにも以前見た風景とは違うようです。
すると、稚児舞台公園の案内板を発見!
見てみると、「稚児舞台展望台」なる場所があるようです。
先ほどの「稚児舞台公園入口の看板」まで戻り、さらに南下すると、「稚児舞台展望台」の看板を見つける事ができました。
さっそく、駐車場の奥まで進むと、階段を下りた先に展望台のようなものが見えます。
紆余曲折ありましたが、ようやくたどり着いた「稚児舞台展望台」からの風景は!?
遠くには、左から木幡山、口太山、白猪森、羽山が並び、
足もとには阿武隈川が大きく蛇行。
奇岩怪石が特異な光景を生み出しているほか、カヌーレーシングのコースにもなっているそう。
そして、中心の島山広場には満開の桜。
改めて、稚児舞台公園を望むと、桜の下に咲く白い花は、稚児桜(ユキヤナギ)と呼ばれ群生地となっているそうです。
また、夏にはカヌーの練習風景を見ることもできるほか、稚児舞台の緑はふくしま緑の百景に選出されているので、桜の季節以外にも訪れてみてはいかがですか。
当サイトでは、 ふくしまの桜50選+α にて福島県内の桜スポット情報、桜開花情報リンクなどもまとめていますので、こちらも参考にしていただければ幸いです。
稚児舞台公園と島山広場の桜 スポット情報
見ごろ時期 | 4月中旬(桜) |
住所 | 福島県二本松市上川崎稚児山(稚児舞台公園) 福島県二本松市太田寺沢99(島山広場) |
交通・駐車場 | 二本松市阿武隈川沿い 公園から直接展望台へ訪れる事は出来ないようです。 また、島山広場に行くにはさらに回り込み、橋を渡る必要があります。 公園・展望台にそれぞれ駐車場が設置されていました。 |
見どころ | 阿武隈川の流れと周囲の山々に映える桜 |
ホームページ | 稚児舞台公園 – 二本松市 稚児舞台 – 二本松市観光連盟 |
地図
この情報は編集時の情報です。内容によっては現在と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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