JR磐越西線山都駅から東へ約1km。明治43年に完成した鉄橋。平成22年には完成から100周年を迎え、花崗岩が積み上げられた姿に歴史を感じるほか、SL通過時やライトアップイベントでの撮影も人気のスポットです。
上記は2014年10月にJR山都駅方面から向かった鉄橋の下からの写真ですが、2017年12月2日は県道16号線側から訪れてみました。
こちら側から訪れると、鉄橋の端から端まで見渡すことができます。
この日は、2017年最後のライトアップ&JRクリスマストレイン運行日ともあり、折角なのでとJRクリスマストレインが通過する3~40分以上前に到着したのですが、鉄橋の下に訪れた際には既に50人ほどの観客が集まっていました。
場所取りをどうしようか?と迷ったのですが、12月2日は新潟行きということなので、無難にあまり人気のない全体が見渡せる場所へ。
鉄道ファンの方は、両日とも訪れて去りゆく姿、向かってくる姿をそれぞれ撮影するようです。
そうこうしている間に、突然汽笛の音が。
風景を楽しむためか、鉄橋の上はゆっくりとした走行となっていましたが、それでも1分弱。
シャッターチャンスはわずか数回…、あっという間でした。
磐越西線一ノ戸橋梁の列車の通過する音は、うつくしまの音30景 にも選ばれています。
阿賀川の流れをかき消すように山間に響きわたる通過音を動画でお楽しみください。
磐越西線一ノ戸橋梁の列車の通過する音 from fukutubu on Vimeo.
SLクリスマストレインが過ぎてゆくと、徐々に日も落ち徐々にライトアップの光も強く感じるようになってきました。
大正時代から1世紀を超えて多くの列車を支えてきたこの橋梁が暗闇に浮かびあがる姿には、幻想的なイメージだけでなく、迫力も感じます。
そしてまた、1台の列車が一ノ戸川鉄橋を走り抜けていくのでした。
郡山から会津若松、新潟県新津へと繋がる磐越西線の橋やトンネル、駅舎などは磐越西線鉄道施設群として2016年に土木学会選奨土木遺産に認定されました。
新潟県では3箇所の橋梁とトンネル、福島県内では郡山駅と会津若松駅の転車台、駅舎、隧道、そして一ノ戸川橋梁など計11箇所に亘るそうです。
詳しくは、土木学会東北支部 をご参照ください。
(詳細が記載されていないため、コメントなどで情報いただけましたら幸いです)
なお、鉄橋と橋梁の2つの記載がされていますが、当ページではタイトルには喜多方市の表現にならい親しみを込め鉄橋を、本文内ではその情報もとの表記に合わせて橋梁と鉄橋をそれぞれ使用しています。(一般的には橋梁が使用されるそうです)
一ノ戸川橋梁 スポット情報
住所 | 福島県喜多方市山都町大田 |
時間 | 朝5時台~夜10時台まで上下各10数本の列車が運行しています。 JR東日本 磐越西線 時刻表 増発列車:SLばんえつ物語 – JR東日本新潟支社 |
駐車場 | 明確に区画分けはされておりませんが、阿賀川東西それぞれに河川敷の広いスペースがあります。 |
その他 | 車輪の音と鉄橋の響きは、1997年うつくしまの音30景に選出。 うつくしまの音30景 – 福島県 2016年 土木学会選奨土木遺産磐越西線鉄道施設群 の構成施設のひとつ |
主なイベント | 2017.5~12 一ノ戸川橋梁ライトアップ |
ホームページ | 山都総合支所産業課 – 福島県喜多方市 |
地図
この情報は編集時の情報です。内容によっては現在と異なる場合がございます。予めご了承ください。
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