昭和30年から霞ヶ城公園にて開催されている「二本松の菊人形」。
2016年には62回目を迎え、10月10日~11月23日まで開催されています。
二本松少年隊の像から箕輪門を入り園内へと向かう階段を上ると、二本松の菊人形会場に到着します。
開催期間中は、おみやげ品販売や軽食コーナーなどで賑わいます。
園内へ入ると早速、新島八重の菊人形がお出迎え。
菊花品評大会の作品たちが所狭しと展示されています。
菊花品評大会の花を眺めていると、突然、館内放送の音が響き渡ります。
昭和30年の第1回からの通算入場者数1,500万人達成!
群馬県からお越しいただいたご夫婦が記念すべき入場者となり、記念品を贈呈されていました。
2016年11月3日は文化の日という祝日だけでなく、二本松の菊人形通算入場者数1,500万人の記念日にもなりました。
さて、菊花品評大会では、大菊が並んでいますが管物も見頃で、その管状の花弁が曲線を描いて降りる姿に気がつけば管物の写真ばかりとなってしまいました。
黄金色に輝く、八重咲きの菊も個人的には珍しく、思わず写真に収めるのでした。
そして、大きな千輪菊。
飾られていた千輪菊は、300~500輪ほどの小さなものは1年を掛けて育てるそうですが、1株から何回も摘芯をくり返し2年がかりで1,000輪を超えるものを作るとの事。
ぜひ屈んで根元まで確認して見てみたいですね。
そして、二本松の菊人形の今年のテーマは「あっぱれ!ニッポン!世界に誇れる日本人」。
福島県猪苗代町出身の野口英世をはじめ、国内外を舞台に活躍してきた日本の偉人等を、菊人形で表現しています。
途中には、菊をテーマにしたガーデニングやお子様向けの記念撮影コーナーや動物ふれあいコーナーなども。
そして、霞ヶ城公園の紅葉も楽しめます。
会場の最上段の池には、二本松市内各所でも開催されている、福島現代美術ビエンナーレの展示物も。
この花の女神フローラは、毎日11時と14時に5分間だけ目覚めて立ち上がるほか、
11月12日(土)13日(日)、19日(土)20日(日)午後6時~7時の1時間に限り、光り輝く姿を見せてくれるそう。
そして、その手にはみんなの願い事が…。
どんな願いが込められているのでしょうね。
写真を撮りながらひと周りするとすっかり夕暮れに…。
人形に飾られた菊だけでなく、菊の多様さやガーデニング、東北サファリパークの動物たち、そして今年は福島現代美術ビエンナーレも一緒に楽しめるなどバラエティに富んだ展示会になっています。
会期終了まであと20日ほど。見頃の菊も多いのでお早目にどうぞ。
ホームページ:二本松菊栄会 ,二本松市-にほんまつ観光ガイド
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