2008年9月21日に開通した国道289号線甲子道路をキッカケに多くの人達が下郷町をはじめとした南会津地域へ訪れやすくなりました。
(参照:国土交通省 東北地方整備局 郡山国道事務所 > 国道289号 甲子道路)
私自身も、中通り県北地域から会津若松市国道118号線コース、柳津町国道252号線コース、須賀川市国道118号線コースなど様々なルートを通りますが、この国道289号甲子道路は年々通りやすくなっているルートのひとつとして、たびたび利用しています。
その中でも、下郷町の観音沼周辺を整備した観音沼森林公園は国道289号線からのアクセスも良く、自然の中を散策できる人気のスポットのひとつだそう。
以前から気にはなっていましたが、水芭蕉が咲き始めたと聞き、2017年5月6日ついに訪れる機会がやってきました。
国道289号線から逸れるものの、思っていたより道幅は狭くなく、案内板もしっかりしているので難なく駐車場へ。
駐車場のそばでは、ツツジが咲き始めていました。
園内に入ると案内板が。
散策路は9コースあるということですが、水芭蕉の場所は不明。
とりあえず、目の前の訪れていた方について歩き、案内板から時計回りに観音沼を散策することにしました。
散策コースでは、様々な種類の桜が木々の合間に咲き、対岸に咲く桜が水鏡に映る様子も楽しめます。
歩を進めると、「水明の畔」の標柱があります。
これは…と思い水面を覗き込むと沼底の関係か、より美しく景色が映り込みました。
後から気がついたのですが、この場所の近くに管理棟があったので資料か何かを頂いて来れば良かったですね…。
水明の畔を過ぎると、木々が立ち並び、ちょっと雰囲気が変わります。
ここは、日本遺産会津の三十三観音めぐりのひとつ、御蔵入三十三観音第13番札所 嶽観音堂。
仁王門をくぐると、観音堂が現れ、廻り縁にある欄干の真っ赤な笠が印象的です。
会津の名所を巡ると、135ヵ所に及ぶ日本遺産会津の三十三観音めぐりのどれかを巡ってしまう確率も高いのですが、御朱印とまではいかなくてもセルフチェックできる一覧表が欲しいですね。
この観音堂には、毎年8月15日に観音堂まつりが行われ、多くの人で賑わうそう。
観音堂を過ぎ、案内板からちょうど反対側まで来たところで、ようやく水芭蕉に出会えました。
この観音沼森林公園では、5月にズバショウ、シダレザクラやヤエザクラのほか、沼の中の浮島では古い沼にしか咲かないというミツガシワなど多くの花が楽しめるそうです。
観音沼の南側には、これから咲き始めるツツジが新芽を出し始めていました。
また、7月にはヤマユリやあじさい、10月には紅葉、2月はかんじきウォークイベントなど季節を通して楽しめるそうです。
近隣には、毎年8月下旬から9月上旬にそばの白い花が咲き誇る猿楽台地のそば畑、釣堀やバーべキュー、ゴーカートなどがあり、秋には新そばまつりが行われる養鱒公園いこいの広場、ギャラリーやバードウォッチングカフェなどの会津ジイゴ坂学舎など観光施設もあります。
次はぜひ、そばの花の季節や紅葉の季節にも訪れてみたいです。
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日本遺産 会津の三十三観音めぐり 地図
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