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檜枝岐村山旅の拠点 道の駅尾瀬檜枝岐 と 江戸時代から続く農村歌舞伎の舞台 檜枝岐の舞台

2017年8月30日、道の駅国見あつかしの郷 いいたて村の道の駅までい館 に続き、福島県内で32ヵ所目となる道の駅「尾瀬檜枝岐」がオープンしました。

福島県の様々な場所を訪問していると多くの道の駅を利用しますが、2018年5月現在、福島県内で訪れていない道の駅は、道の駅尾瀬檜枝岐と道の駅伊達の郷りょうぜん のみとなっていました。
※2018年3月24日には、33ヵ所目となる道の駅伊達の郷りょうぜんがオープン。混雑が緩和されたら訪れてみたいと思います。

檜枝岐村には何度か訪れていますが、最も間近に訪れたのが2016年8月。

もちろんその時には、周辺で大きな施設を作っている様子もなく…。また、道の駅公式ホームページもなく、どこに出来たのか分からず悶々とした日々を過ごしておりました。(ちょっと大げさですね…。)

いつものように、イベントを調べているとGoogleMapsにたまたま「道の駅尾瀬檜枝岐」の文字を発見。檜枝岐村の春、尾瀬の山開きを目前に控えた2018年5月3日、訪れるきっかけとなりました。

実は、道の駅は尾瀬檜枝岐温泉スキー場の目の前、過去数回「真夏の雪まつり 」に訪れた事のある私にとってはお馴染みの場所でした。
尾瀬檜枝岐温泉スキー場

スキー場のゲレンデには、真夏の雪まつりに向けた雪が暑い夏を待っています。

そして、国道352号線を挟み向かい側に、道の駅尾瀬檜枝岐(尾瀬檜枝岐・山旅案内所)ができていました。

道の駅尾瀬檜枝岐

以前からある、お土産と食事処の「尾瀬の郷交流センター 」、温泉施設の「森の温泉館アルザ尾瀬の郷 」に加え、観光案内所や24時間対応の情報コーナーとトイレを備えた施設(尾瀬檜枝岐・山旅案内所)が追加され、道の駅として登録されました。

移動時間がかかる会津地域では、ちょっと長く開いている施設は頼もしい限りですね。

またこの日は、ゴールデンウィークということもあってか、駐車場内スペースにて岩魚の塩焼きなど特産品の販売も行われていました。

これから登山シーズンを迎え、重要な施設になりそうです。

そして、せっかく檜枝岐村へと訪れたので、久しぶりに檜枝岐の舞台へと足を伸ばします。


道の駅尾瀬檜枝岐 スポット情報

住所 福島県南会津郡檜枝岐村見通
施設 尾瀬檜枝岐・山旅案内所 8:30~18:00(無休)
尾瀬の郷交流センター 9:00~18:00(5月~10月無休)(11月~4月11:00~17:00木曜定休)
アルザ尾瀬の郷 10:00~18:00(5月~10月)(定休:5月~10月木曜午前 11月~4月毎週木曜)
檜枝岐村営林産所 8:30~17:00(火曜定休)
ホームページ 尾瀬檜枝岐温泉観光協会
道の駅尾瀬檜枝岐 – 福島県道の駅ガイド
道の駅尾瀬檜枝岐 – 国土交通省 東北地方整備局

地図


私も初めて訪れた際には、檜枝岐の舞台の場所が分からず困ったのですが、檜枝岐の舞台には駐車場がありません。

南会津町からお越しの際は、手前の檜枝岐村役場に観光用無料駐車場が併設されているので、そちらに車を停めて向かってください。

尾瀬檜枝岐案内板

案内板の隣にはレンタサイクル用の駐輪場があり、宿泊者無料、半日500円、1日1000円で借りることができるので、ミニ尾瀬公園をはじめ、檜枝岐村の様々な場所を巡るには良いかもしれませんね。

檜枝岐の舞台は、国道352号線をそのまま南西へ約400m。

住宅に挟まれた道の奥にあります。

入口周辺には、のぼり旗が多く飾られているのが目安になるでしょう。

檜枝岐村 檜枝岐の舞台

入口に鳥居がありますが、歌舞伎の舞台の奥には、鎮守神と愛宕神が祀られています。

檜枝岐歌舞伎はそもそも鎮守神の祭礼に歌舞伎を奉納する目的で上演されたそう。

そのまま参道を進むと、檜枝岐歌舞伎伝承館千葉之家があります。

檜枝岐村 檜枝岐の舞台

檜枝岐歌舞伎伝承館の施設内には、檜枝岐歌舞伎の歴史資料やパネルなどのほか、檜枝岐歌舞伎についてもっと知りたい方は、話を聞いてみるとより深く興味の湧くお話が聞けると思いますよ。

檜枝岐村 檜枝岐の舞台

江戸時代から約270年以上の長い歴史を持つと言われている檜枝岐歌舞伎ですが、後継者を育成していくためにも様々な工夫も凝らされているそう。

株式会社ミルインターナショナルでは、檜枝岐歌舞伎の伝承をテーマにドキュメンタリー映画「やるべぇや」 を制作しているそうですが、観賞する機会があればぜひ見てみたいですね。

檜枝岐村 檜枝岐の舞台

後継者について幾つか話を聞かせていただいたのですが、演じる中で大切にしているものの一つが、檜枝岐訛り。

同じ福島県内に住んでいても余り違いが分からなかったのですが、檜枝岐村には独特のアクセントがあるそうで、檜枝岐歌舞伎を見る際には、その点も気にして見てみたいですね。

舞台の大きさは目算で10畳ほどですが、下手には花道もあり、舞台の使い方も気になります。

檜枝岐村 檜枝岐の舞台

平成16年3月に国立劇場公演を行なった際には、檜枝岐の舞台にそっくりな装置を作り、そこで上演を行なったそう。

檜枝岐の舞台の先には、鎮守の森が広がり、その前の石段を観客席として利用しています。

檜枝岐村 檜枝岐の舞台

観客席には最大1,200名が収容でき、上演時には1,000名以上の観客が入るというから驚きです。

この檜枝岐歌舞伎は毎年、5月の愛宕神祭礼、8月の鎮守神祭礼と、観光客向けに9月の歌舞伎の夕べ(村内宿泊者以外有料)の3回行われています。

そして、檜枝岐の舞台を後にすると参道の途中には、縁結びの神様「橋場のばんば 」が鎮座しています。

檜枝岐村 橋場のばんば

悪縁を切りたい時には新しいハサミ、良縁を切りたくない時には錆びた切れないハサミを供えるそうです。

また、頭にお椀のフタをかぶせると、どんな願いでもかなえてくれるといわれており、たくさんのお椀が烏帽子のように高く積み上げられていました。

駐車場へ戻り足の途中、檜枝岐村の春の風物詩のひとつ六地蔵の桜もいつも間にか葉桜に。

檜枝岐村 六地蔵

いつもより2週間近く早く咲いていたそうで、GWにはすっかり新緑を感じる散策となりました。

ドライブにも最適な季節を迎え、次はぜひ歌舞伎の舞台を観賞に訪れてみたいですね。


檜枝岐の舞台 スポット情報

主なイベント 2018.5.12 愛宕神祭礼奉納歌舞伎
2018.8.18 鎮守神祭礼奉納歌舞伎
2018.9.1 歌舞伎の夕べ
住所 福島県南会津郡檜枝岐村居平
交通・駐車場 国道352号線を進み檜枝岐村役場のある観光用駐車場へ
見どころ 明治に建てられた国指定重要有形文化財の農村舞台。
南会津地域に多く建てられた農村舞台も現存するものはわずか。
その他のイベント 2018.4.14 新春歌舞伎公演
ホームページ 檜枝岐の舞台 – 尾瀬檜枝岐温泉観光協会
檜枝岐歌舞伎 – 尾瀬檜枝岐温泉観光協会

地図

この情報は編集時の情報です。内容によっては現在と異なる場合がございます。予めご了承ください。

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