福島県のあじさいスポットを調べていたところ、福島県中通り・浜通り・会津それぞれの地方に「あじさい寺」と呼ばれるお寺があることが分かりました。
中通りは、二本松市東和のあじさい寺「高林寺」。
浜通りは、いわき市久ノ浜のあじさい寺「波立寺(波立薬師)」。
そして会津地方は、喜多方市のあじさい寺「願成寺」。
ちょうど会津地方のあじさいスポットを確認したいと計画していたことから、2019年7月6日、会津のあじさい寺「願成寺」へと向かうこととしました。
場所は、喜多方駅から北へ約6km。
国道121号線から少し離れてしまいますが、熱塩加納や道の駅喜多の郷の手前にあります。
近くまで訪れると、願成寺の文字よりも大きい「會津大佛」の看板が目に留まりますが、いつも通りあまり下調べをせず、あじさい寺の情報のみを持って伺ったので、この時は何のことなのか理解できませんでした…。
表門から境内に入ると、様々な場所であじさいが咲くのが見えます。
立派な山門を通ると、比較的新しく見える本堂と境内を囲むようにあじさいの花が並びます。
庫裏には行列があり、恐らく御朱印を頂いてる方たちかな?と、そのまま境内を散策し、あじさいを観賞します。
すると、「會津大佛」の文字が刻まれた石柱碑がある立派な建物が見え、これはお参りしなくてはならないなと、大仏殿へ向かうこととしました。
そもそも、ここ願成寺は、国指定の重要文化財 木造阿弥陀如来及両脇侍坐像(会津大仏)で知られているお寺で、この「會津大佛」は、日本遺産「会津の三十三観音めぐり」構成文化財のひとつとなっています。
建物入り口のガラス戸を開けると、すぐ目の前に黄金色に輝く坐像「會津大佛」が姿を現しました。
その素晴らしさに思わず、お賽銭を取り出し、手を合わせてしまう。
こんな素晴らしいお寺に出会えたのも、あじさいのお陰ですね。
念ずれば花ひらく、また素敵なスポットの出会いを求めて、福島県内を巡っていきたいと願うのでした。
手水舎では、水面に浮かぶカラフルなあじさいも素敵でしたよ♪
喜多方市 あじさい寺 願成寺 スポット情報
見ごろ時期 | 6月下旬~7月上旬 |
住所 | 福島県喜多方市上三宮町上三宮籬山833 |
交通・駐車場 | 国道121号線から日中喜多方線・大平喜多方線を経由するか、喜多方駅から押切川公園側道を通り北へ大平喜多方線に入り、願成寺駐車場へ。 |
料金 | 拝観布施一人300円 堂内拝観一人500円 ※2020年4月1日より |
見どころ | 国重要文化財の會津大佛と、季節を彩る境内のあじさい |
ホームページ | 願成寺 願成寺のあじさい – 喜多方観光物産協会 日本遺産 会津の三十三観音めぐり |